ひょっとこ乱舞の大爆破後改名して誕生したアマヤドリの稽古場は、
程よい緊張感に包まれていた。
アマヤドリは今年、自他共に認めるハイペースで作品を作り続けている。
5月の横浜公演を皮切りに、北海道、福岡をまわり、更に8月には利賀で別作品を、
そしてつい先日は東京芸術劇場で東京福袋に出演。
満を持しての佐藤佐吉演劇祭の大トリを担う。
出演者のうちの多くは、今年のアマヤドリの複数の作品に出演している。
劇団員に聞いても、「今年はずっといっしょにいた」そうである。
以前誰かに聞いた
「優れた稽古場の条件の一つは密度の高さである」
という言葉を思い出した。
勝手知ってる者たちが作る密度の高さは、堅強と呼ぶにふさわしい。おそらく一朝一夕では生まれ得なかったであろう密度の高い稽古場になっている。
演出の広田淳一の探求は続く。
一切の妥協をしない稽古場が、作品をより強度の強いものにしていく。
[ 主宰インタビュー ]
(レポート:劇場スタッフ・北川)
アマヤドリ 「フリル」
2012/9/8(土)〜17(月) @王子小劇場
http://sakichisai2012.blogspot.jp/2012/06/httpamayadori.html
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